昨日、2018年6月26日(火)愛おしいコットンちゃんが安らぎの世界へ旅立ちました。
コットンちゃんは私が初めて保護して里親様に託した子でした。
寒い冬の商店街の酔客の群れを必死に避けながら
レストランのゴミ袋をあさっていたとても可愛くて可哀想な白い猫ちゃんでした。
野良猫保護・支援に対しての一番の協力者であり理解者である
親しい知人の方にそのこの話をしたら
ぜひ私が引き取り家族に迎いたいということで
およそ1ヶ月に渡り時間と努力をかけて保護した子でした。
自分にとってもはじめての本格的な保護でしたので
下手なやり方や色々な試行錯誤から一度保護したのを逃したり
酔っぱらいに猫を虐待する人と誤解されたり
商店街の方にご迷惑をかけたりいろいろトラブルもあり
店が終わってからの夜中通しの作業の毎日でしたので
一時は諦めようかなとも思いましたが
危険で汚い商店街の裏道の中から救ってあげたい、
この人に託したらこの子は絶対に幸せになれるという信念で
無事に保護し立派な飼い猫ちゃんになりました。
期待通りご家族皆様の温かい愛情の中で
コットンちゃんはとてもかわいくて優しい末っ子として可愛がられ
幸せな毎日を送っていましたが
ココ最近調子が悪く病院に行ったら肝臓の数値がおかしく
先天的に肝臓に問題のある子だったのがわかりました。
定期的な健康診断でも見抜けなかった突然のことで里親様も
ご心配の毎日でしたが、決して恵まれた環境ではない街の中での
妊娠と出産そして幼年期の中で成長したきた保護猫ちゃん達の
2~3年目からの病気は珍しいことではなく、
コットンちゃんもこれから治療や医療食生活を並行しながら
成長していくんだろうと思っていたやさきのことでしたので
里親様も僕もショックでした。
里親様のご厚意で私も閉店後ご自宅にお邪魔し
コットンちゃんと3年ぶりの再開をしました。
とても美しく綺麗で良い子に成長していました。
虐待や毒物、汚染、病気、縄張り争いなど危険な街の中から救い出し
安全で平和な環境の中で沢山の愛情の中で幸せな毎日を
末永く送って行くことを望んでの苦難の保護でしたので
3年という若さは虚しすぎますし
里親様ご家族にも大きな悲しみを与えてしまって
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
里親様ご家族の皆様一日も早くお立ち直りいただき
以前と同様笑顔で幸せあふれるご日常にお戻りいただきますよう
願うばっかりです。
そしてコッちん、病気などなんの心配も苦しみもないところで
安らぎの毎日を送りますように。
いつかまた会おうね。ありがとう。ごめんね。