2016年8月9日火曜日

本日ストッキング(スタちゃん)のお見合い会がございました。(里親候補者様へ)

前回のストッキング(スタちゃん)の避妊手術及び

リハビリからの退院のブログ投稿から

ストッキング(スタちゃん)の写真をご覧になり

驚いた方がいらっしゃいました。



10年近くの歳月を家族同様可愛がっていた

保護猫のキクちゃんと非常に似ていたからです。



今年の5月キクちゃんを天国に送ってから

中々お気持ちの整理がつかず

別れの悲しみから立ち直れない日々の中

まるでキクちゃんの再現のようなストッキング(スタちゃん)の

写真を目の前にされ、ブログに投稿してから間もない間

コメントでお見合いのお問い合わせをいただきました。

退院後私の家で室内飼いを始めていた二日後、

お見合いの申し込みをいただき、

なんと約半年ぶりのごまむらで

ストッキング(スタちゃん)の面会のご約束をいただきました。


本当は半年前に暖かいご家庭に迎えられ

幸せになるべきだったストッキング(スタちゃん)。

まだ野生に近い状態、子供を一人、一人ずつなくされ、

夜な夜な探しまわりながら枯れた鳴き声が落ち着く間もなく

避妊手術、極度の緊張感と警戒の中で生まれて始めての

人間の家へ。

そこで出会った自分の子供もお互い威嚇しあうぐらいの

緊張感と警戒心が漂う中、やっと食事や排便が落ち着いてきたところ

でしたので、また捕獲しキャリーバッグに入れ移動させ

子供達の匂いが残っている故郷に戻すというのは

彼女に取っては残酷で悲しみを蘇らせる辛いことかもしれませんが

「これを最後に永遠に愛されながら落ち着いて暮らせる

場所を見つけてあげたい」という一念で

必死に拒む彼女を再びごまむらに連れて来ました。


今まで以上の鳴きっぱなしで

ストッキングも私も心が痛みましたが

里親候補者の方から見せていただきました写真を

みた瞬間本当に似ている!と思い、

里親候補者様が私のブログからストッキングの写真を

見つけた時どれほど心を打たれたかがわかりました。


レスポンスが多いSNSではなく

滅多にコメントがなかったブログに

それも記事を投稿したとたんコメントをいただき、

なんか運命的なものを感じましたが

今まで虚偽のお申込みや引渡し直然で挫折とかも

多々有りましたし、数ヶ月間譲受人様とコミュニケーションを

取りながら猫ちゃん達の安否を確認しないと

本当にどうなったのか分からないことも

ありましたので

引渡しのその瞬間までは、

引渡し後の数ヶ月までは落ち着いて

仕事をやり遂げていこうと

自分自身に冷静さを求めてきましたが、

里親候補者様がみせてくださった

写真を見た瞬間、

こちらのお宅にスタちゃんを送って

お互いの傷ついた心を

慰め合いながら最愛の家族になったらいいなと

強く思いました。


幼い時から育てて来られましたキクちゃんとは違い

成野良猫のスタちゃんは

触ることや抱くことはともかく

逃げまわる、隠れる、威嚇する、引っかかる、噛まれるの

毎日で、家の中が縮小版の野良のようになり、

ただ単に決まった時間に餌をやり、うんちをしたら掃除をするという

野良猫保護団体の仕事のような毎日になるかもしれませんが、


小さい頃から人馴れしてきた子とは違い

虎やライオンのように野生に近い成野良猫が、

みんな寝てる時間にこっそり出てきて餌を食べて

隠れてたのが餌の時間に甘えの声で鳴いてきたり

手で餌を食べるようになったり、

触れるようになったり、

スリスリしてきたり、

ブラッシングができたり、

数秒かも知れませんが抱っこができたり、

同じ布団でグルルルしながら寝たり。

その感動は別格なものであり

飼い主様の忍耐と努力の結果にほかならないので

大変嬉しいこと、人慣れの子達からは経験できない

感動の贈り物です。

なぜかというとこれは数ヶ月

場合によっては1年から3年掛けての

忍耐と配慮という果てしない愛の日々を

経ての結果で得られることだからなんです。


成野良猫を飼うということは

「可哀想なこの子を生涯面倒をみながら

幸せにさせるんだ」という博愛の姿勢がないと

すぐ結果を得られないので非常に辛くて寂しく

飼い主様も傷心することもあり得る大変なことです。

そういうことをご理解の上で

この度お申し出をいただいた

里親候補者様の

猫ちゃんに対しての深いご理解と

ご愛情に心から感謝致します。


家族会議もあって

まだ決まったわけではございませんが

この度の巡りあいが

いい縁となり

キクちゃんの代わりになることは

できないと思いますが

それ以上のご家族への

喜びや癒やしをもたらしてくれるに

間違いない可愛いスタちゃんを

何卒宜しくお願い致したいと思います。


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