正しい「食べ順」「食べ合わせ」で、
ウソのようにヤセる!
20~30代女子は、男性より脂質のとりすぎ!
「主食を目いっぱい食べているわけではないのに太る」のは、おかずの量が多く、しかも油っこいもの好きの可能性があります。「日本人の栄養のとり方を見てみると、60年前も現在も1日の摂取エネルギー量はさほど変わっていないのに、脂質量だけが3倍以上に増えています。特にダイエットに敏感なはずの20代女性の約4割、30代女性では6割以上が脂質のとりすぎで、体格は男性より小柄なのに、摂取量は上回っているのが現状。カロリーは気にしても、脂質の量には無頓着といえます」(ヘルスサポート研究会カナン代表 新出真理先生)
そこで改めて注目したいのが、総エネルギー量に対する脂質のエネルギー量を表した「脂質比(F比)」という指標。「脂質は体内で細胞膜や女性ホルモンなどの材料に使われるので、なくてはならない栄養素ですが、とりすぎれば体脂肪として蓄えられます。だから、メニューを選ぶときには脂質をとりすぎないよう、1食のF比を低くする工夫が必要です。調理法で気をつけたいのは、揚げものや油の炒めもの。また、サラダに無意識にかけてしまうドレッシングの油の量にも注意が必要です」と新出先生。
「主食を目いっぱい食べているわけではないのに太る」のは、おかずの量が多く、しかも油っこいもの好きの可能性があります。「日本人の栄養のとり方を見てみると、60年前も現在も1日の摂取エネルギー量はさほど変わっていないのに、脂質量だけが3倍以上に増えています。特にダイエットに敏感なはずの20代女性の約4割、30代女性では6割以上が脂質のとりすぎで、体格は男性より小柄なのに、摂取量は上回っているのが現状。カロリーは気にしても、脂質の量には無頓着といえます」(ヘルスサポート研究会カナン代表 新出真理先生)
そこで改めて注目したいのが、総エネルギー量に対する脂質のエネルギー量を表した「脂質比(F比)」という指標。「脂質は体内で細胞膜や女性ホルモンなどの材料に使われるので、なくてはならない栄養素ですが、とりすぎれば体脂肪として蓄えられます。だから、メニューを選ぶときには脂質をとりすぎないよう、1食のF比を低くする工夫が必要です。調理法で気をつけたいのは、揚げものや油の炒めもの。また、サラダに無意識にかけてしまうドレッシングの油の量にも注意が必要です」と新出先生。
- ’60年以降、食事の欧米化が進むとともに、摂取エネルギー量に対する脂質の割合が急増。昔と比べて、食べる量が変わらないのに肥満が増えているのは、このF比の増加によるものと考えられています。
油を使った料理は1食で1品までに
「だから、油を使った料理は1食で1品までと決めておけば、自然にF比の低い食べ合わせになります。たとえば、主菜が揚げものなら、副菜にノンオイルドレッシングのサラダかおひたしを組み合わせればOK。GI値同様、カロリーを減らすことを考えずとも、F比を変えればやせられます」(新出先生)。もうひとつ女子には耳の痛い話ですが、バターや生クリームはF比がトップクラスの食品です。生地に油脂が練り込まれているクロワッサンやデニッシュなどのパンやスイーツは、ダイエット中は避けたほうが安全。
「だから、油を使った料理は1食で1品までと決めておけば、自然にF比の低い食べ合わせになります。たとえば、主菜が揚げものなら、副菜にノンオイルドレッシングのサラダかおひたしを組み合わせればOK。GI値同様、カロリーを減らすことを考えずとも、F比を変えればやせられます」(新出先生)。もうひとつ女子には耳の痛い話ですが、バターや生クリームはF比がトップクラスの食品です。生地に油脂が練り込まれているクロワッサンやデニッシュなどのパンやスイーツは、ダイエット中は避けたほうが安全。
体に必要な脂質までカットと考えず、「F比を下げる食べ合わせ」を考えるのが賢い方法。そのひとつが「油を使った料理は1食1品まで」というルール。また、同じ肉でもF比の低い部位を選ぶなど、食材自体のF比にも注意して。
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[美的12月号 P143~]
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