2010年12月3日金曜日

侮りがたし、植物のパワー、 ファイトケミカルで健康生活。


 

免疫力を上げる
 

免疫力を担う白血球の働きを助けるだけではない。
アレルギー反応を引き起こす物質を生成する酵素の働きも阻止。
免疫強化作用は高い。
 

バナナ
【バナナ】
◎オイゲノール
●効果・効能:免疫細胞の数を増加、活性化させる。●特徴:バナナの放つ香気成分がオイゲノール。青い部分があるものよりも、数日たって皮の表面に黒い斑点(スイートスポット)が現れ、香りが強くなったもののほうが含有量が多く効果的に摂取できる。
 

ショウガ
【ショウガ】
◎ジンゲロール
●効果・効能:抗アレルギー作用。●特徴:ショウガを食べた3時間後に白血球が増加したという臨床結果があるとか。生で摂取するほうが効果が高い。殺菌作用もあり風邪のひき始めにショウガの搾り汁を入れた野菜スープを飲むとこじらせない。
 

タマネギ
【タマネギ】
◎システインスルホキシド類
●効果・効能:免疫細胞を活性酸素から守る。●特徴:切った時に涙が出る刺激成分が、含硫化合物の一つであるシステインスルホキシド類。体内の免疫細胞を活性酸素から守る働きをする。生食のほかスープとして煮出したものを摂取するのも効果的だ。
 

海藻
【海藻】
◎フコイダン
●効果・効能:白血球を活性化させる。がん予防。●特徴:フコースという多糖体の一種で、モズクや昆布などに見られるヌルヌルした成分。免疫力向上のほか、コレステロールや中性脂肪の低下、肝機能の向上、抗酸化作用などがん予防にも効果が高い。
 

柑橘類
【柑橘類】
◎ヘスペリジン
●効果・効能:抗アレルギー作用、抗ウイルス作用。●特徴:柑橘類の皮や筋などに多く含まれ、抗アレルギー作用、抗ウイルス作用とともにビタミンCの働きを助ける作用も。ユズの皮を薬味にする、皮ごと調理するマーマレードなどが効果的な摂取法。
 

キャベツ
【キャベツ】
◎イソチオシアネート
●効果・効能:免疫細胞の数を増加、活性化させる。●特徴:生のキャベツの香気成分で、含硫化合物の一種。免疫細胞を活性化させることで異常化した細胞の増殖を抑制する。水溶性のため、生食のほかスープに煮出したものを摂取するのも効果的だ。
 

ピーマン
【ピーマン】
◎ルテオリン
●効果・効能:抗アレルギー作用、抗炎症作用。●特徴:フラボノイドの一種。アレルギーの炎症反応を引き起こすロイコトリエンを生成する酵素(5-リポキシゲナーゼ)をルテオリンが阻害し、花粉症、ぜんそく、アトピー性皮膚炎などの症状を抑制する。

ニンジン
【ニンジン】
◎β-カロテン
●効果・効能:感染防御、免疫増強作用。●特徴:体内でビタミンAに変換され粘膜を強化し細菌やウイルスの侵入・感染を防ぐ。必要分以外はβ-カロテンのままがんと闘うマクロファージ(貪食細胞)、ナチュラルキラー細胞などを活性化させる。

キノコ類
【キノコ類】
◎β- グルカン
●効果・効能:白血球を活性化させる。がん予防。●特徴:高分子多糖体の一種で、免疫機能を担う白血球に働きかけがん細胞などを攻撃する力を強化する。β-グルカンの中でもβ-1,3-グルカン、β-1,6-グルカンが特に免疫力を高める機能を持つ。

Tarzan
[Tarzan 568号 P32~35

0 件のコメント:

コメントを投稿